信州大学教育学部環境学生委員会・FabLab長野β共催による「染物のプレゼントを作ろう」ワークショップが開催されました。
信州大学の環境学生委員会はワークショップを通して自然環境について触れて、つくって、楽しく学べる機会を提供しており今回のワークショップではFabLab長野の部屋を使用してハンカチの植物染めを行いました。
今回のワークショップも小学生から大人の方まで幅広い年代の方が集まっていただきました。環境学生委員会のお姉さんに説明をしてもらいながら和気あいあいと始まりました。
今回の染物では染料の原料としてとしてタマネギの皮と栗のイガを使い、綿の白無地ハンカチを染めました。また、部分的に輪ゴムで縛って絞り染めを行いました。
絞り染めをするために、染色しない部分を輪ゴムで止めていきます。出来上がりをどんな模様にしたいか想像しながらの作業で、参加者の皆さんも悩みながら作業を進めていきます。きれいに模様を出すためにはきつく縛ることが大切だそうです。
ハンカチの準備ができたら染料で染めていきます。タマネギの皮と栗のイガから煮出した液で煮ていきます。タマネギは黄色、栗のイガは茶色の染料液になります。子どもたちもどんな仕上がりになるのか興味津々です。
1度煮たあとにミョウバンの媒染液を通すと色が鮮やかに出てきます。そこからさらにもう1度染色をしていきます。
ハンカチを染めている間の時間が空いていたので、クリスマスに使えるオーナメントとして子どもたちに木材をレーザーカッターで切り抜いたツリーや星の飾りに色を付けて楽しんでもらいました。今回唯一Fab教室の機材を使って作ったものを使用した場面でした(笑)
2回目の染色が終わったところで染料液から取り出して水洗いをしたら完成です。どんな仕上がりになるのかみなさん楽しみにしながら輪ゴムを取っていきます。
絞り方一つで模様も変わり、一人一人違った色合いのハンカチが染め上がりました。完成をしたハンカチを並べてみなさんで見比べ合いました。一人一人味のある色合いでいいですね。
今回染め物はしてみたいけどなかなかやれないという方に集まっていただきワイワイと楽しく染め物ができました。次回も別の植物での染め物を企画しようかと思います。また機会がありましたら参加してみてはいかがでしょうか。