ながノビでのワークショップ
リニューアルされた長野市の科学館「ながノビ」でほぼ月1回程度のワークショップを行っています。
先日は,共振現象を楽しむ教材「きょうしんフリフリ」を子どもたちに組み立ててもらい,好きに描いてもらった絵をレーザーで教材に彫刻していました。
振り子の共振解説
「きょうしんフリフリ」は4mmのMDFを用いてレーザーカットしています。タコ糸をかける溝を複数つけることで,異なる周期で動かしたときの様子を観察できるようにしました。
接着剤なしでもしっかり組み上がります(少々硬い)
動いている様子はこちら
レーザカッターは,Creality社の可搬型LEDレーザー「CrealityFalcon A1」を使用しました。
10Wと小出力ですが,3Dプリンタの高速化技術であるCoreXY構造により,600mm/sと,小型機にしてはかなり高速な加工ができます。
また10万円を切る価格でありながら,AIカメラ搭載で,材料を撮影した上にデータを乗せるので,こうしたワークショップ等での使用に向いています。
ワークショップでは,小学校低学年または未就学児等,小さいお子さんだったのですが,皆さん楽しんでいただきました。
「きょうしんフリフリ」を組み立てるとともに,自由にイラストを描いていました。
学生らが,それらイラストをスマホのスキャンアプリで傾き補正やコントラスト調整などをして取り込み,背景を削除してイラストがクリヤにでるようにしました。
加工したデータをレーザカッターのデザイン・制御アプリであるFalcon Designerに取り込み,位置決めをして加工です。
「きょうしんフリフリ」の最初の説明が「これなに?」という感じで,学生らも苦戦していましたが,実際に組み立てて動かすと,周期や揺らし方を様々変えて熱心に観察するなど,子どもたちがハマっていました。
これからも定期的にワークショップを開催していく予定です。